リフォーム工事の見積を依頼すると、リフォーム業者は現場調査という作業を行います。現在の住まいの状況を確認することで、希望の工事ができるかどうかを判断し、提案プランを考える際の参考にする意味合いがあります。

調査を行う範囲
基本的には希望するリフォームを行う箇所を調査しますが、隣接する箇所まで範囲を広げて調査する場合も少なくありません。たとえば浴室のリフォーム工事のために現場調査を始めたのが、実際に現場を見たリフォーム業者が隣接する洗面室まで含めたリフォームを検討したほうが効果的だと判断すれば、了承のもと洗面室もチェックするといったケースです。

調査をする目的
現場調査の目的は、現場の状態を確認することで工事に必要な資材の積算をより正しく計算するためです。たとえばキッチンリフォームとしてキッチンの交換だけを予定していたのが、床の軋みがひどいことが調査で判明し、床補修を含めたリフォームが適切だと判断すれば、より適切なリフォーム内容と金額を提案してもらえます。

居住中の住まいの現場調査は、実際に床や壁をはがすといったところまでできないため、あくまでも予測としての現場調査になりますが、見積や提案プランの作成には不可欠な作業ですので、依頼時には必ず現場調査が入ると思っておきましょう。