地域の個性がたっぷりつまったクラフトビール。大手メーカーのビールとはまた違った味わいが楽しめますよね。
今回は、地元の小中規模の醸造所だからこそできるこだわりや工夫がつまった、東北の魅力的なクラフトビールをご紹介します。
「ゴホン!といえばの龍角散」でおなじみの㈱龍角散と秋田のクラフトビール「田沢湖ビール」がコラボした、龍角散パウダーを使用したクラフトビールです。驚きの組み合わせですが、実は龍角散は秋田県で国産ハーブの栽培に取り組んでいる縁のある地域。
「フルーティーでやわらかい味わいの中にハーブが香る」風味だそう。2019年4月18日発売開始です。
出典:https://www.warabi.or.jp/beer/dragon.html
こちらも同じく田沢湖ビールの秋田県の桜から生まれた酵母を使ったクラフトビールです。香り高さと紅色がかった色味が特徴のビールです。桜の咲く春にぜひ味わいたいビールですね。
この他に秋田県のブナの樹液から採った酵母を使用した「ぶなの森」もあります。
出典:https://www.warabi.or.jp/beer/sakura.html
岩手のクラフトビール「いわて蔵ビール」が製造しているビールです。震災の大津波を乗り越えて咲く、釜石市の自生の浜百合から採った酵母で造られています。「エール」とは、ビールのタイプだけでなく、応援と祈りの気持ちが込められているのですね。魚介類にぴったりの味わいです。釜石市のみで販売されています。
出典:https://en-trance.jp/oishii/hamayuriale
陸前高田の食べても美味しいくらいのぷりぷりの牡蠣を使用した、コクのある黒ビールです。牡蠣のビール?!と最初は驚いてしまいそうですが、実はヨーロッパの方では100年くらい前には牡蠣を使ったビールが造られていたそう。
また、いわて蔵ビールでは合わせて牡蠣のしぐれ煮も作っています。一緒に食べてみたいですね。
出典:https://sekinoichi.co.jp/beer/
下北半島のクラフトビールです。なんとこのビール、恐山山系の麓にある崇徳寺で醸造している“寺ビール“です!境内に湧き出る霊水を仕込み水に使用しています。境内にある自動販売機で買うことができます。東北のクラフトビールの中でもレアなビールです。
出典:https://www.travel.co.jp/guide/article/14051/
出典:寺離れに妙手あり 青森で工夫の輪、ビール造りやライブ – 日本経済新聞 (nikkei.com)
いかがでしたか。東北のユニークなクラフトビールを紹介しました。それぞれのクラフトビールの背景を知ることでますます魅力的にビールが楽しめそうですね。